RSウイルス(Human respiratory syncytial virus , RSV)は、パラインフルエンザウイルスやヒトメタニューモウイルスなどの呼吸器ウイルスと同様に、通常の感冒様症状や、場合によっては下気道炎(気管支炎、細気管支炎および肺炎)を引き起こすウイルスです。
高齢者、慢性の基礎疾患(喘息、COPD、心疾患など)、免疫機能が低下している方は、RSウイルス感染症の重症化リスクが高く、肺炎、入院、死亡などの重篤な転帰につながる可能性があります。また、RSウイルス感染症は、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心疾患などの基礎疾患の増悪の原因となることもあります。日本では約63,000人の入院と約4,500人の院内死亡が推定されます。
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